建て替えとリフォーム

建て替えとリフォーム、あなたの暮らしをどう変える?

この記事では、注文住宅の
建て替えとリフォームについて
家づくりのプロの「藤本工務店」がお伝えします。

第1章:建て替えとリフォームの違いを徹底解説
第2章:費用・工期・自由度を具体的に比較
第3章:後悔しない選び方と工務店ならではの提案
第4章:まとめ

 

はじめに:

 
建て替えとリフォーム、あなたの暮らしをどう変える?

住まいの老朽化や家族構成の変化をきっかけに、
「建て替え」と「リフォーム」のどちらを選ぶかは、
多くの方にとって大きな決断です。

築30年を超える木造住宅では、耐震性や断熱性の不安、
設備の老朽化が気になり始めるものです。

しかし、
思い出の詰まった家を壊してしまうことに抵抗がある方も
少なくありません。

逆に、快適な最新設備や自由な間取りを求める方にとっては、
建て替えが最適な選択肢となることもあります。

この記事では、木造注文住宅に特化した工務店の知見をもとに、
建て替えとリフォームの違い、費用や工期、
選び方のポイントなど分かりやすく解説します。
 

■第1章:建て替えとリフォームの違いを徹底解説

 
建て替え:
建て替えは、既存の建物をすべて解体し、基礎から新しい
家を造る方法です。例えば、築40年の木造住宅を更地に
して、最新の耐震基準や断熱性能を備えた注文住宅を
建てることができます。
 
間取りやデザインもゼロから自由に設計できるため、
将来のライフスタイルや家族構成の変化にも柔軟に対応
できるのが大きな魅力です。
また、地盤改良や基礎工事も最新の技術で行えるので、
長期的な安心感も得られます。

リフォーム:
一方、リフォームは既存の建物の骨組みや基礎を活かしつつ、
内装や設備、間取りの一部を新しくする方法です。例えば、
キッチンや浴室など水回りだけを最新設備に交換したり、
間取りを一部変更してリビングを広げたりすることが可能です。

工事範囲によっては住みながらの工事もでき、仮住まいの
負担を減らせる
のが特徴です。ただし、構造上大きな間取り
変更が難しい場合や、建物の劣化が進んでいる場合は、
リフォームでは対応しきれないこともあります。
 

■第2章:費用・工期・自由度を具体的に比較

 
建て替えとリフォームでは、費用や工事期間、設計の自由度が
大きく異なり、建て替えの場合解体費用や仮住まい費用、
登記費用なども必要となり、総額で2,800万~4,000万円程度が
必要
になります。

例えば、延床30坪の注文住宅を建て替える場合、
建築費用だけで2,400万円前後、解体費や仮住まい費用を含めると
さらに数百万円が必要です。
工期は5~8ヶ月ほどかかることが一般的です。

一方、リフォームは工事内容によって大きく異なりますが、
部分リフォームなら300万円~、全面リフォームでも1,000万
~2,500万円程度
が目安です。工期も1~3ヶ月と短く、
工事内容によっては住みながら進められるため、引越しや
仮住まいの費用を抑えられます。

ただし、耐震補強や断熱改修など大規模な工事を伴う場合は、
費用が高額になることもあるため注意が必要です。

設計の自由度については、建て替えが圧倒的に高く、
間取りや外観デザイン、設備の選択肢も広がります。

リフォームは既存の構造を活かすため、どうしても制約が
生じやすいですが、トータルコストを抑えつつ、新しい暮らし
を実現できる点が魅力
です。
 

■第3章:後悔しない選び方と工務店ならではの提案

 
建て替えかリフォームかを選ぶ際には、家の築年数や
劣化状況、家族の将来設計、そして法的な制約
(再建築不可物件など)を総合的に判断することが大切です。

例えば、築30年以上で基礎や骨組みに大きな劣化が見られる
場合や、間取りを大幅に変えたい場合は建て替えが
適しています。

逆に、築20年以内で基礎がしっかりして
いる場合や、思い出を残しながら部分的に快適さを追求
したい場合はリフォームが有力です。

工務店ならではの強みは、現地調査やヒアリングを通じて、
お客様のご希望や将来のライフプランを丁寧に伺い、
最適なプランを一緒に考えられることです。

例えば、「今は部分リフォームで費用を抑え、10年後に
建て替えを検討する」など、段階的な住まいづくりも
ご提案可能です。

また、古い梁や柱を活かしたリノベーションで、
家族の思い出を新しい住まいに受け継ぐこともできます。
さらに、補助金制度や減税制度の活用、将来的な
メンテナンスコストまで見据えたアドバイスも
お任せください。

■まとめ:あなたにぴったりの住まい選び

 
建て替えとリフォームには、それぞれに明確なメリットと
デメリットがあります。
大切なのは、ご家族の暮らし方や将来の希望、そして今の
お住まいの状態をしっかりと見極める
ことです。

それを見極めるためにも、専門家のアドバイスを受け、
自分たち家族にぴったりの計画をしっかり立てて失敗しない
未来への第一歩を踏み出しましょう。

藤本工務店では失敗しない家づくりの第一歩として、
資金計画・家づくり相談会を随時受付しております。
この記事が気になった方、理想のマイホームづくりに
おいて失敗したくない方は、ぜひご参加ください

staff_1_500x500

有限会社 藤本工務店
代表取締役 
藤本和教(ふじもと・かずのり)

【経歴】
1978年生まれ。福井県立敦賀工業高校建築科卒業後、1997年4月
トステム株式会社(現 株式会社LIXIL)入社。2000年4月からNGO
を通じケニア共和国で小学校の校舎建設プロジェクトに従事する。
活動の中で建築のすばらしさに感銘を受け、帰国後は大工職人
として建築に携わりながら2級建築士を取得。
その後、現在の藤本工務店
に入社し、技術面だけでなく住宅ローンアドバイザーとしても様々
な家庭の家づくりに携わる。2022年10月代表取締役に就任。

コラム一覧へ