敦賀市で土地探しから家づくりを始めるポイント|土地の坪単価や注意点を解説
敦賀市で注文住宅を建てたいと考えたとき、「まず土地から探そう」と考える方も多いのではないでしょうか。
土地探しでは、希望するエリアや土地価格、広さも大切ですが、土地だけを先に決めるのではなく、建物や外構、諸費用まで含めた家づくり全体で考えることが重要です。
また、敦賀市内でも土地価格には差があります。さらに、洪水や内水などの災害リスク、用途地域や道路条件、冬の雪への備えなど、敦賀市で家を建てるからこそ確認しておきたいポイントもあります。
この記事では、敦賀市で土地探しから家づくりを始める方に向けて、土地の坪単価の目安から土地選びで確認したいポイントまで分かりやすく解説します。
1. 敦賀市の土地価格・坪単価の目安
敦賀市で土地探しを始めるなら、最初に希望するエリアの坪単価がおおよそどのくらいなのかを確認しておくと、予算を組みやすくなります。
2026年(令和8年)の地価公示と福井県地価調査に掲載されている敦賀市内の住宅地について、公的な1㎡あたりの地価を坪単価に換算すると、次のようになります。
| 地点 | 坪単価の目安 | 公的地価 | 調査 |
|---|---|---|---|
| 清水町2丁目 | 約23.8万円/坪 | 72,100円/㎡ | 地価公示 |
| 呉竹町1丁目 | 約15.4万円/坪 | 46,700円/㎡ | 地価公示 |
| 古田刈 | 約15.0万円/坪 | 45,300円/㎡ | 地価調査 |
| 公文名 | 約14.0万円/坪 | 42,500円/㎡ | 地価調査 |
| 萩野町 | 約13.6万円/坪 | 41,200円/㎡ | 地価公示 |
| 金ケ崎町 | 約12.7万円/坪 | 38,400円/㎡ | 地価公示 |
| 野坂 | 約9.0万円/坪 | 27,200円/㎡ | 地価公示 |
※坪単価は「1坪=約3.3058㎡」として換算した概算です。
2026年の地価公示は1月1日時点の価格で、清水町2丁目72,100円/㎡、呉竹町1丁目46,700円/㎡、萩野町41,200円/㎡、金ケ崎町38,400円/㎡、野坂27,200円/㎡となっています。
一方、2026年9月16日に公表された福井県地価調査は7月1日時点の価格で、古田刈67号東1031番が45,300円/㎡、公文名15号木戸ノ上14番5が42,500円/㎡です。
地価公示と地価調査では調査時点や地点が異なるため、上の表は厳密な売出価格の比較ではなく、敦賀市内で土地価格を考えるための公的な目安として見るのが適切です。
また、同じ町内でも、土地の形状や広さ、道路との関係、方角、高低差、上下水道の状況などによって実際の売出価格は変わります。
2. 土地探しの前に家づくりの総予算を決める
土地を探し始める前に、「土地にいくら使えるか」ではなく「家づくり全体でいくらまで使えるか」を決めましょう。
注文住宅では、土地と建物以外にも外構工事や登記、住宅ローンに関する諸費用などが必要になります。
そのため、土地予算は、
= 土地に使える予算
という順番で考えると整理しやすくなります。
例えば、条件の良い土地が見つかったからと土地に予算をかけすぎてしまうと、建物の広さや住宅性能、設備などで大きな調整が必要になることがあります。
反対に、「土地を安く買うこと」だけを優先しても、後から造成費などが増えれば家づくり全体では割高になる可能性があります。
3. 土地と建物は同時に考える
土地を購入する前に、希望する家を実際に配置できるか確認しておきましょう。
土地面積だけを見ると十分に思えても、
- 平屋にしたい
- 駐車スペースを3台分取りたい
- カーポートを付けたい
- 南側に庭をつくりたい
- LDKの日当たりを確保したい
- 物置を置きたい
といった希望を盛り込むと、思ったより敷地に余裕がないことがあります。
特に確認したいのが、土地の「間口」です。
同じ60坪程度の土地でも、間口が広い土地と細長い土地では、建物や駐車場の配置のしやすさが違います。
4. 土地価格以外にかかる費用を確認する
坪単価が安い土地でも、家を建てられる状態にするまでに費用がかかる場合があります。
例えば、土地によっては次のような費用が発生します。
- 地盤改良
- 盛土や造成
- 擁壁工事
- 上下水道の引き込み
- 古家の解体
- 境界に関する費用
- 外構工事
例えば、土地Aが1,000万円、土地Bが800万円だったとしても、土地Bで造成や上下水道工事などに追加費用が必要になれば、最終的な差は小さくなる可能性があります。
まで確認したうえで比較しましょう。
特に土地に高低差がある場合や、道路・隣地との境界に擁壁がある場合などは、購入前に専門家へ確認してもらうことが重要です。
5. ハザードマップは土地購入前に確認する
敦賀市で土地を選ぶ際は、候補地ごとに災害リスクを確認しておきましょう。
敦賀市では、洪水、内水、津波、土砂災害、ため池などのハザードマップを公開しています。2026年7月には新しい内水ハザードマップも公開されています。
洪水ハザードマップでは、笙の川水系や井の口川水系などについて、想定される浸水区域や浸水深が確認できます。敦賀市では、浸水深だけでなく、家屋倒壊等氾濫想定区域や避難ルートについても事前に確認するよう案内しています。
海に近い場所では、津波ハザードマップも確認しておきましょう。敦賀市では市街地、西浦地区、東浦地区について津波ハザードマップを公開しています。
土地選びでは、
実際に購入を検討している土地の位置をハザードマップ上で確認することがポイントです。
災害リスクが確認された場合も、それだけで土地の良し悪しを判断するのではなく、想定される浸水深や避難方法などを確認し、建物側でどのような対策が考えられるかまで検討するとよいでしょう。
6. 用途地域や道路など建築条件を確認する
土地の広さが十分でも、法律上の条件によって希望する家を建てられない場合があります。
敦賀市では「敦賀市都市計画マップ(つるがマップ)」を公開しており、
- 用途地域
- 建ぺい率・容積率
- 防火・準防火地域
- 都市計画道路
- 建築物の高さに関する制限
- 居住誘導区域
などを確認できます。
例えば60坪の土地であっても、建ぺい率や土地形状などによって実際に建物を配置できる範囲は異なります。
また、道路との関係も重要です。
建築基準法第43条では、原則として建築物の敷地は建築基準法上の道路に2m以上接することが求められています。ただし例外規定もあるため、個別の土地について確認が必要です。
7. 通勤・通学など実際の生活動線を確認する
土地は建物完成後も変えることができないため、日々の暮らしやすさまで考えて選ぶことが重要です。
候補地を見るときは、
- 職場までの通勤
- 小中学校までの通学
- 保育園・こども園への送迎
- スーパーへの買い物
- 病院への移動
- 敦賀駅方面へのアクセス
など、普段の生活を具体的に想像してみましょう。
子育て世帯の場合は、学校区も確認しておきたいポイントです。敦賀市では市立小学校・中学校の通学区域を町名・地区ごとに公開しています。
また、候補地を見に行くなら休日の日中だけでなく、できれば平日の朝や夕方にも確認してみるとよいでしょう。
交通量や道路の出入り、周辺の明るさ、通学路などは、時間帯によって印象が変わることがあります。
8. 敦賀市では雪を考えた駐車・外構計画も大切
敦賀市の家づくりでは、冬の雪も土地選びの段階から考えておきたいポイントです。
気象庁の1991~2020年の平年値では、敦賀の12月~2月の「降雪の深さ合計」は118cm、最深積雪は39cmです。これは3か月間に常時118cm積もっているという意味ではなく、降雪量などを統計的に示した平年値です。
そのため土地を見るときには、
- 雪を寄せられるスペースがあるか
- 駐車場から玄関まで移動しやすいか
- カーポートを配置できるか
- 屋根から落ちる雪が道路や隣地へ影響しないか
- 室外機を置く場所を確保できるか
といった点も考えておきましょう。
特に駐車スペースを広く取りたい場合、駐車台数だけで土地の広さを判断すると、雪を置く場所が足りなくなる可能性があります。
9. 敦賀市で土地を決める前のチェックリスト
気になる土地が見つかったら、契約する前に次の項目を確認しましょう。
- 家づくり全体の予算に収まるか
- 希望する建物を配置できるか
- 必要な駐車台数を確保できるか
- 庭やカーポートを配置できるか
- 土地の形・間口・高低差に問題がないか
- 前面道路と接道条件を確認したか
- 用途地域・建ぺい率・容積率を確認したか
- 上下水道の状況を確認したか
- 造成・擁壁・地盤などの追加費用を確認したか
- 洪水・内水・津波・土砂災害などを確認したか
- 通勤・通学など毎日の生活動線を確認したか
- 雪を考えた駐車・外構計画ができるか
10. よくある質問
敦賀市の土地の坪単価はいくらくらいですか?
エリアや土地条件によって異なります。
2026年の地価公示・地価調査に掲載された住宅地の例を坪単価に換算すると、野坂の約9.0万円/坪から清水町2丁目の約23.8万円/坪まで幅があります。古田刈は約15.0万円/坪、公文名は約14.0万円/坪です。
ただし、これは実際の土地の売出価格ではありません。個別の土地価格は、立地、面積、形状、道路条件などによって変わります。
安い土地を選べば家づくりの費用も安くなりますか?
必ずしもそうとは限りません。
土地価格が安くても、造成、擁壁、地盤改良、上下水道などに費用が必要になる場合があります。
土地を比較するときは、売出価格だけではなく、家を建てられる状態にするまでに必要な費用を含めて比較することが重要です。
土地を先に購入してから住宅会社を決めても大丈夫ですか?
購入することはできますが、注文住宅を考えている場合は、土地購入前に住宅会社へ相談しておくと安心です。
購入前に建物を配置してみることで、希望する間取りが入るか、駐車場や庭を確保できるか、追加工事が必要になりそうかを確認できます。
気になる土地が見つかったら最初に何を確認すればいいですか?
まずは「希望する建物が配置できるか」「総予算に収まるか」「ハザードや建築条件に問題がないか」の3点を確認するとよいでしょう。
土地資料だけでは判断できない項目もあるため、購入を決める前に不動産会社だけでなく、建築を担当する住宅会社にも確認してもらうと判断しやすくなります。
11. まとめ|敦賀市の土地探しは坪単価だけでなく「家づくり全体」で考えよう
敦賀市で土地探しから家づくりを始めるとき、坪単価はエリアを比較するための分かりやすい指標です。
一方で、土地価格が安ければ家づくり全体も安くなるとは限りません。
土地選びでは、土地価格・建物・造成・外構・諸費用まで含めた総額を見ることが重要です。
さらに、希望する間取りや駐車場が配置できるか、道路条件に問題がないか、ハザード情報はどうなっているか、雪の日にも暮らしやすいかまで確認しておきましょう。
敦賀市で気になる土地が見つかったら、土地だけを見て購入を判断するのではなく、その土地に実際の家を配置し、完成までにかかる総額を確認してから比較することが土地探しの失敗を減らすポイントです。
「この土地に希望する家が建てられる?」
「土地と建物を合わせると予算はいくらになる?」
「気になる土地があるけれど、購入して大丈夫か分からない」
という場合は、土地を購入する前に建物まで含めて確認してみましょう。
候補地に間取りや駐車場を配置し、土地・建物・外構・諸費用まで含めた資金計画を確認することで、自分たちに合った土地かどうか判断しやすくなります。
- 福井県「令和8年地価公示」2026年3月18日公示
- 福井県「令和8年福井県地価調査」2026年9月16日公表
- 敦賀市「敦賀市洪水ハザードマップ(改訂版)」
- 敦賀市「ハザードマップ・啓発冊子など」
- 敦賀市「敦賀市都市計画マップについて」
- 敦賀市「市立小・中学校の通学区域一覧」
- 気象庁「敦賀 平年値(1991~2020年)」
- e-Gov法令検索「建築基準法 第43条」
更新時に再確認したい情報:
地価公示・地価調査は毎年更新されるため、記事更新時には敦賀市内各地点の最新価格を確認してください。ハザードマップ、都市計画、通学区域についても敦賀市の最新情報への更新が必要です。