縁だったんだなぁと思っています。 H様 福井県美浜町
新しい住まいづくりは1年ほど前から考え始めました。これまで、私達の家の向かいに母親が1人で住んでいまして、母も高齢になり、近くに住んでいても別棟だと色々と心配で…。そろそろ一緒に住めたらなと思い始めたのがきっかけですね。
父が亡くなってからは、道を隔てた2軒を行ったり来たりする生活だったんです。朝ごはんはこっちで、夜ごはんはあっちでみたいな。
2軒の家を維持するのも大変でした。それに、今後私達に何かあった時に、子ども達が大変な思いをしないようにしておきたくて。
どちらかの家で一緒に暮らすには不便な造りだったので、それなら思い切って母が住んでいる家を解体して、新しい家を建てたいなと思うようになりました。

そして家づくりを考え始めた頃、たまたま藤本工務店さんの前を車で通ったんです。「そう言えば、地元に藤本工務店さんがあったな。ここがモデルハウスになっているんじゃない?」って、ふらっと寄ってみたんです。その時に藤本工務店さんの事務所で梁見せの天井に一目惚れしちゃったんですよ。その後は藤本工務店さん以外にどこにも行かずに決めたので、縁だったんだなぁと思っています。実際に家を建てるのが決まった後で、周りの方から「お洒落なおうちになりますね!」と言われることがあり、特に若い世代の方はそういうイメージがあるんだなと感じました。

印象に残っているのは、コーディネーターさんが素晴らしかった事。色々と細かい所まで知識の豊富な方で、打合せの中でも細かい所まで気を配って下さいました。照明や壁紙などを決める時も、カタログを渡されて「じゃあここから選んでね」みたいな感じかと思っていたので、あんな風に「この照明だとここが影になるから…」などと、ひとつひとつ丁寧にアドバイス下さった事に驚きましたね。ここまで細かく打合せして下さる工務店さんって他にあるのかなって。建築中の現場には、ほぼ毎日見に行きました。休憩の時にコーヒーを持って行って、職人さんとお話しをしたり、中を見せてもらったり。今年の夏は心配になるほどの暑さで過酷な現場でしたが、皆さん一生懸命作業して下さるのを見て、本当にありがたかったですね。

外観は、庭や蔵も含めて、平屋の和風な雰囲気を見て頂きたいです。外壁はブラウンとホワイトの塗り壁にしました。海に近く潮風の影響を受けやすい我が家には、耐久性のある塗り壁が向いていると思いますね。内観でこだわったのは、リビングと和室を出来るだけ広い空間に見せたいという事。和室のふすまを開けたらLDKと和室が見渡せます。ダイニングの掃き出しの窓はウッドデッキと繋がっているので、より広く感じられます。リビングは、一目惚れした梁見せの天井なので高さも充分。和室は小上がりになっていて、腰を下ろしたり、ちょっと昼寝をしたり。
リビング横の和室と母の部屋も引き戸で繋がっているので、その和室を家族のくつろげる場所にしたいですね。
無垢材の木の香り、リビングの漆喰壁になっているの心地よい室内の空気感がお気に入りです。

私達は老後をゆっくり過ごせるおうちをと家づくりを始めました。コロナ禍だからこその、快適な生活を重視した家づくりになりました。藤本工務店さんの手がけられた中では、落ち着いた雰囲気のおうちになったと思います。最近は平屋も人気ですし、シニア世代の家づくりを考えている方にも参考にして頂けると嬉しいですね。